第1回キルギス国際マラソン大会

まっち@キルギスJICAです。
この度、キルギス初のマラソン大会「第1回キルギスマラソン大会」が5月26日に開催され
日本から、栗ちゃん、イチロウさん、しんこさん、ちささん、みんみんさんが参加されました。

大会前日、14人のキルギスの視覚障碍者と伴走者、30人ほどを乗せたバスが会場に到着。
日本からの私の走友3人の視覚障碍者と伴走者のメンバーも来て、お互いに紹介しあい交流しました。

日本からのランナーと交流

さて大会当日です。予定されていた大統領の開会式でのスピーチはありませんでしたが、日本から阪口議員が来られ、スピーチ、10Kを走るとのこと。丸尾大使も檀上に立ちフル走られるとスピーチ。そして今回、13人のJICAボランティアの方々が走られました。キルギスの視覚障碍者二人の伴走も彼らがしました。何よりも賞金が出ているフルを3人のJICAボランティアの女性が挑戦!私はキルギスの視覚障碍者、ベギマルさんの伴走でフルに挑戦しました。天気はこれ以上ないという快晴!コバルトグリーンのイシククル湖、遥か雪を抱いた、天山山脈を見ながら約700人のランナーが大会に挑戦しました。
ここからはレースの模様をお伝えします。

からりと晴れた絶好のマラソン日和。少し暑いです。でも、このマラソンの一番のPRは雪をいだいた天山山脈をコバルトグリーンに輝いたイシククル湖の湖岸を走ること。これを演出するのは「快晴」です。日本からのランナーとのマッチングも終わり、伴走の簡単な説明と試走をしてもらいました。そしていよいよ号砲がなり、フルがスタートしました。最初の2.5Kまで、彼と並走。良いスタートダッシュです。私はできるだけついて行き、彼が行きたいという時は自由に行ってもらうことを考えました。3キロ地点で、彼がすーと行きましたので、そこからは彼の後姿を見ながらそのうち見えなくなりました。絶好のランニングスポットを

レース中の最高の絶景地

通り、ボステリの宿の前を通り、チョルポンアタに入っていきました。追い返しの数キロ前で、ベギマルさんが来るのが見えました。「ベギマル!」と大声をかけました。私も折返し。それほど疲れてはいません。後半に入っていきました。25キロ地点でろう者のバットルさんが足を引きずって歩いています。足に豆が出来て痛そうです。そんな彼を励まして前を行くベギマルさんを追いました。そして30キロ地点でしょうか前に歩いている彼を見つけました。追いついて話を聞くと、わき腹を抑え、足を引きづり、走っては歩きを繰り返していました。私は彼の「伴走者」です。彼と一緒にズーと歩きました。何度も彼から「自分を置いて先に走って行ってくれ」と言われましたが「一緒にゴールしよう!」と励ましながら歩きました。でも私も歩くたびに足が痛み辛かったです。日本からのランナー栗ちゃんと伴走のイチロウさんに35キロ地点でしょか。後ろから近付いてきました。それを彼に告げると再び走り始めました。最後はゴールが見えてくると、スピードを出して走り、私も彼を追いかけゴールしました。記録は4時間52分3秒。34位でした。彼は33位です。彼の今回の大会の目標3時間20分切りには遠く及びませんでしたがとても良い経験をしたと思います。そして仲間の皆も完走し、足を引きずりながらも、この大会を楽しんでもらいました。

私が感じた大会で良かったこと
・14名のキルギス視覚障碍者が参加し、それぞれが日本人ランナーと交流し良い思い出を残してくれたこと。
・日本から来られた方々約30人のランナーが、キルギスを楽しんでくれたこと。キルギスの仲間と交流できたこと。
・今回の参加賞、キルギスの国の形の皮のお土産1100個、、日本人参加者へのフェルトの製品100個をJICAボランティアの一村一品の製品を採用してもらったこと。
・主催者のIさん、Mさん、スタッフの方がたが本当に頑張ってくれたこと。
・学生ボランティアの方々が来られたランナーに対して、一生懸命に対応されたこと。
・丸尾大使がフルを完走されたこと。
・視覚聴覚障害者協会の会長カリックさんがビシュケクの見送りのバスの場所まで来て、参加するランナー14人に激励。そしてスタート、フィニッシュの場にも来て走る仲間を激励してくれたこと。大会終了後にIさんの父上、S議員と話をして視覚障碍者全員に対し特別な賞を授与したこと。

二人の参加者を激励する会長

残念だったこと
・伴走したベギマルさんが、途中から走れなくなって、予定の3時間20分切りが出来なかったこと。アタトルク公園での2か月の練習の成果は出ず。1600メートル高地の厳しさがでたこと。も最後まで一緒に走れてよかったです。悪かったことはありませんでした。
そして、何よりも嬉しいのは、この大会に参加された仲間がアタトルク公園での日曜日の「伴走練習会」に何人か顔を出してくれると言ってくれたことです今回の大会は、日本から来られた方々にとても強い印象(キルギスの自然の素晴らしさ、キルギス人のもてなしの心を知ってもらえた)を与えたと自負しています。これがきっかけで来年は1000人、2000人の規模の大会になると確信しています。
そして今回14名のキルギス視覚障碍者が来年にはその倍にも、3倍にもなること。今から夢見ています。
日本のランナーの皆さん、来年の2回目のキルギスマラソンには是非、おいで下さい。
日本からの支援、本当に有難うございました。 。

キルギスの視覚障碍者14名

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