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アキレスNYについて


ニューヨークシティマラソン写真

アキレス・トラッククラブ(現在はアキレス・インターナショナルと改名)は、1983年 ニューヨークで設立されました。1976年 義足のランナーとして初めてニューヨークシティマラソンを完走したディック・トラウム氏が、人生を変えるほどの力強い達成感と自信を得たこの体験を、他の障害者にも広げたいと考えたのです。

現在、アキレスの支部とメンバーは、70カ国を超えて活動しています。毎日、世界中の公園やスポーツジム、陸上トラックで、障害を持つアスリートと彼らをサポートするコミュニティが活動しています。健常者ボランティアと障害者ランナーがともに鍛え、サポートしあって体力の増進や目標の達成に励み、ランニングを楽しんでいます。

アキレスは、障害を持つ子どもたちや負傷兵のための特別プログラムも行っています。「アキレス・キッズ」は、学校内プログラムも含むトレーニングや大会の機会を、「フリーダムチーム」はイラクやアフガニスタンで負傷した帰還兵のためのランニングプログラムやマラソン参加の機会を提供します。

アキレスの活動の中心は陸上ですが、実を言うとスポーツは私たちの主目的を達成するための道具にすぎません。障害を持つ人々に希望とインスピレーション、達成の喜びを味わってもらうことが真の目標なのです。
アキレス・インターナショナル公式ホームページ http://www.achillesinternational.org

アキレスキッズ

1995年に始まった障害を持つ子どもたちのためのプログラム。定期的なワークアウトやキッズレースに加え、1年間を通じて行われる「バーチャルマラソン」へのチャレンジを通して、地理、算数、科学、栄養学なども学びます。アキレスはトレーニングプログラムやTシャツ、会員証、メダルなどを提供し、アキレスキッズのプログラムには現在全米で150の学校、約3500人の子供たちが参加しています。

フリーダムチーム

2004年にアキレスは戦地で心と体に傷を負った復員軍人のための「フリーダム」プログラムをスタートさせました。フルマラソンへのチャレンジという具体的な目標を持ってトレーニングに励むことによって、力と自信を取り戻し、周りにサポートするコミュニティを築くことになります。もっと気軽に参加できるアキレス主催の「Hope & Possibility」5マイルレースへの参加も推奨されています。失った身体機能を補うための補助具の貸し出しも行っており、毎年多くの選手がハンドサイクル(手漕ぎ自転車)を使ってフルマラソンを完走しています。

トライアスロンチーム

トライアスロン初心者から世界レベルのパラトライアスロン選手まで、またさまざまな障害の種類、レベルのアスリートが指導を受けながら一般アスリートと共にレースでの成果を競っています。弱視、全盲、片足または両足義足、外傷性脳損傷、ポリオ、脳性まひ、多発性硬化症など、チャレンジの内容は違っても、ひたむきに取り組む姿が多くの人に勇気を与えています。早春よりトレーニングを開始し、週1回の水泳と週2回、セントラルパークでランニングと自転車のと練習会を行います。

タンデムチーム

20年前に網膜色素変性症が原因で視覚障害となり、さらに白血病と診断された60代のアスリート、アーティ・エレファント(Artie Elefant)氏を中心に始まったプログラム。アキレスは、セントラルパークに10台のタンデム自転車を所有し、障害のあるアスリートが自転車のスキルを学び、ニューヨークの5つの行政区を巡る「Five Boro Bike Tour(通称"バイクニューヨーク")」をはじめとするイベントへの参加を支援しています。

カヤックチーム

アキレスのカヤックチームは、2007年よりハドソン川とロングアイランド湾で活動しています。
シーズン中の4月~9月には、チームで8マイル~20+マイルに参加します。
大会への参加のみならず、トレーニングセッションやワークショップも開催しています。
オフシーズンは広報活動とスポンサーの開拓を積極的に行っています。アキレスは、現在6艇のボートを所有しています(今季2艇購入)。カヤックは障害をもったアスリートにも快適に使えるようカスタマイズされています。
このプログラムは専門トレーナーによる指導とボランティアの協力、及び多くの企業・個人スポンサーにより成り立っています。